たくさん地方に行ってしまった

 中央で勝てなければ、地方競馬に行くか、乗馬になれるかか、それとも乗馬経由の行方不明となってしまうか。牝馬でも繁殖の敷居が高くなっていますしね。10月以降は厳しい現実に毎年直面する時期であります。

 今年の勝てなかった3歳はみな地方に行ってしまいました。(トラヴィスとシレーナの2頭は中央に戻ってくる予定だが。)まだ地方デビューしてないシレーナ以外は、少ないながらも賞金を稼いでいて、なんとか生き残ることが出来ているようです。

 モントランブランが高知に移籍したと知ったとき、なんて楽なところにと思っていたら、やはりあっさり2連勝。同じ牧場のシレーナが再ファンドだから引退も仕方なかったのでしょうが、これから良くなりそうな馬だし、このまま地方で大活躍して欲しいです。

 トラヴィス君はやっと競走馬だと自覚してきたらしく、門別であっさり勝ち上がり、次戦でもう1勝して中央復帰を目指してます。

 そして去年スーパー未勝利で生き残ったはずのヴェルタートも骨折引退後、高知で再デビュー。かなりデブってたみたいで、緒戦は全然だったようですが、牧場さんに結構重傷だったと聞いたので、まあ無事に走れているならそれでよしと。そしてギリギリ交流戦で生き残ったはずのマグネイトも結局大井に行くことになってしまい。

 勝てなかったリノワールとオシャレバンチョウが何故か中央に戻っていて、馬ってほんとに何があるか分かりません。

 地方競馬に行けば、走れるだけ走るしかなく、少しでも長く生き残れるようにとこっそり祈るしかないんですよね。

 初めて出資した馬が、屈腱炎で引退後、乗馬クラブで20歳近くまで人を乗せていたのは、かなりラッキーだったんだろうなと。この世界は、あまり深追いしてはいけないのでしょうが、どの馬も出来るだけ長く元気でやっていてくれればと、祈るだけです。

 

 一口を始めて、中央の壁って本当に高いんだなと実感するようになりました。ただボーと競馬を見ていた時代には気にもしなかったことだったかもしれません。

 もしかしたら中央で走るのは難しいのかもしれないなと感じていたウインメアリーは、なんとか中央デビューすることが出来ました。

 オネストエイブの夢をまだ見ていたから、リンカーン産駒で安いし、とりあえすウインに入って坂路見学したいしという理由で出資してしまいましたが、育成の過程を見て、ちょっとこれはきついかなと^^;今年の6月に見た時も、まだぽてっとしたお子様体型で、本当に競走馬になれるんかいなって感じでした。

 お母さんがマックイーン産駒のメジロシャープ。ステイゴールドをつけるために、産駒が全然走ってないのに、このお母さんを買ってきて、お腹の中のリンカーン産駒には興味もなかったけど、生まれたら悪くもないからとりあえずラインナップに入れとくかって感じでウインで募集。この適当さに逆に惹かれてしまった部分もあったり。

 ただ真面目で一生懸命。調教でも、確かに走るのは遅いけどどみんなについていこうと必死に頑張る姿が、レポートから見えてくる。顔もかわいいし憎めない子であります。

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 デビュー戦はブービーでしたが、タイムオーバーも覚悟して見ていたので、思ったより悪くなかったとほっとしてしまった。なんか一生懸命走る姿に感動してしまったり。

 大和田成先生がプールに入れたり、調教をいろいろ工夫してなんとかしようと頑張っているのがすごく分かるのも嬉しいです。デビュー即引退覚悟していた馬だから、とにかく1戦でもたくさん走ってくれればいいかと。

 メアリーちゃんがデビューした日、他のレースで某一口クラブの馬が負けた時、ゴール付近でジョッキーに大声で「2度と乗るなー」とヤジを飛ばしながら走っているスーツ姿の人を見た時、自分の馬がブービーでも喜んでいる私って、なんか幸せだなと意味不明の感想を抱いていたのでありました。

 メアリーちゃんは今週出走予定です。福島芝1200m。小回りで短い距離。咽なりの症状があるので、あまり長い距離が使えないかとはいえ、ついていけるのか不安になります。タイムオーバーにならないように。なんとかみんなについていけますように。

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